バターフィッシュとは?

一般名:ブラックコッド、セーブルフィッシュ、コールフィッシュ、アラスカコッド、ギンダラ

ハワイでは、ギンダラは「バターフィッシュ」と呼ばれて広く親しまれており、バターのような脂の乗った濃厚な味わいで珍重されている口当たりの良い魚です。

一般的にはブラックコッド(クロダラ)として知られていますが、意外にもタラ科の魚ではなくカサゴ目ギンダラ科の魚で、海底1,500メートル(5,000フィート)の深さにも生息できる深海魚です。

バターフィッシュは、バハカリフォルニア中部から日本、ベーリング海にかけて大陸棚や深海に生息しています。脂肪分が多いため、豊かな風味と滑らかな食感が特徴で、燻製にも適しています。

  • 食感

    ベルベットのような滑らかな舌触り、デリケートなフレーク状、調理しても硬くなりません

  • 透明感のある白身、燻製にすると黄金色になります

  • 脂が乗っていて、濃厚なバターのような甘味があります

  • 健康効果

    水銀が含まれてなく、オメガ3脂肪酸のEPAとDHAやビタミンB12などの栄養分が豊富です

Kona Butterfish Companyの使命と目標

環境に負担をかけない技術を用い、限りある資源は最小限に利用して、現代のニーズに沿った持続可能な企業であることを実証し、人と地球の未来に貢献すること。

天然ギンダラ漁獲量の推移

 
 

1970年代半ばにピークを迎えた天然ギンダラの漁獲量は約9万トン。

現在は、約2万5トンの漁獲量で、1億1千9百万ドルの価値。主に冷凍の切り身で販売されています。

水産養殖の有望性

水産養殖は、最も急速に成長している食糧生産技術であり、現在世界的には天然捕獲漁業よりもバイオマス(生物現存量)が多く、魚は牛肉よりバイオマスが多くなっています。

天然ギンダラの漁獲量は、拡大する市場需要に追いつきそうもありません。

バターフィッシュとも呼ばれるギンダラは、その味わいの良さが高く評価されており、北米、日本、欧州の既存市場だけではなく、韓国、中国、シンガポール、アラブ首長国連邦など、高級鮮魚の需要がある海外での市場開拓の可能性も大いに秘めています。

現在、世界で商業的に成立しているギンダラの養殖事業は、カナダのブリティッシュコロンビア州にある2カ所のみで、活魚、生鮮魚、生鮮魚の輸出市場向けに年間で最大1,150トンのギンダラを養殖しています。当社の養殖場が完全に稼働すれば、2,900万ドルの養殖市場における30%のシェアを占めることになります。

成功までの道のり

水温4度の冷たく澄んだ海水が、コナ・バターフィッシュの生息地となります。RAS(コンピュータによる制御)とは異なり、コナ・バターフィッシュには、水深915メートル(3,000フィート)の深海から常に汲み上げられるピュアで高酸素の海水が提供されます。電力は地元の電力会社より供給され、太陽光発電によって補完される見込みです。

養殖で使用した海水は、ハワイ島の溶岩層によって形成された天然の廃棄井戸に排出されます。排出された水は、海面下の好気性細菌によって循環され、最終的には浄化された海水となって戻ってきます。海藻養殖業者と提携し、海藻の成長促進と最適な飼育温度を提供するために、当社の栄養豊富な海水を再利用する案もあり、その海水売上によりコスト削減が可能です。

Kona Butterfish Companyの理想的な戦略的立地条件は、製品の透明性と追跡性を保証します。

画期的な酸素注入技術を活用します。

S太陽光発電や冷たい海水の熱交換器を設置し、加工工場の冷却や飼料貯蔵、そのほかオフィスやメンテナンス施設の空調に役立てるなど、天然資源を利用したエネルギーの節約も戦略の一部に含まれています。

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